70代からの健康食品との付き合い方
70代になると、食事量や活動量の変化、筋力の低下などを感じる方もいるでしょう。
また、持病の治療で医薬品を服用している方も少なくありません。
健康を維持するために、健康食品やサプリメントを利用することもあります。
しかし、年齢を重ねたからといって、健康食品が必ず必要になるわけではありません。
今回は、70代からの栄養管理と、健康食品を安全に利用するための考え方について解説します。
1. 70代から意識したい栄養と健康
70代では、加齢に伴う筋肉量や身体機能の低下に注意することが重要です。
特に、食事量が減少すると、必要なエネルギーやタンパク質が不足する場合があります。
栄養不足が続くと、体重や筋肉量の減少につながり、日常生活の動作にも影響する可能性があります。
また、噛む力や飲み込む力が低下すると、食べられる食品が限られることもあります。
そのため、栄養素の種類だけでなく、十分な食事量を確保できているか確認することが大切です。
70代からは、栄養の摂りすぎだけでなく、低栄養を防ぐことも重要な健康管理の一つです。
2. 健康食品と付き合うための5つのポイント
① 毎日の食事を基本にする
健康食品は、普段の食事を完全に置き換えるものではありません。
主食・主菜・副菜を組み合わせ、必要な栄養素を食事から摂取することが基本です。
食事量が少ない場合は、少量でも栄養を確保しやすい食品を取り入れる工夫が役立ちます。
② タンパク質の不足に注意する
タンパク質は、筋肉の維持に欠かせない栄養素です。
肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などを毎日の食事に取り入れましょう。
食事から十分に摂取できない場合は、栄養補助食品が役立つこともあります。
ただし、腎臓の病気などでタンパク質の摂取制限が必要な方は、医師や管理栄養士の指示に従ってください。
③ 骨の健康を意識する
骨の健康維持には、カルシウムやビタミンDなどが重要です。
また、適度な身体活動も骨や筋肉の健康に関係しています。
サプリメントを利用する場合は、成分量や過剰摂取に注意しましょう。
特に、ビタミンDやカルシウムを複数の商品から摂取している場合は確認が必要です。
④ 医薬品との飲み合わせを確認する
70代では、複数の医薬品を服用している場合があります。
健康食品の成分によっては、医薬品の吸収や働きに影響することがあります。
例えば、ビタミンKはワルファリンの作用に影響することが知られています。
健康食品を新しく利用する場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
⑤ 必要性と安全性を定期的に見直す
長年利用している健康食品でも、現在の健康状態に適しているとは限りません。
食生活や持病、服用する医薬品が変われば、必要な栄養管理も変化します。
また、健康食品を多く利用することで、成分の重複や過剰摂取が起こる場合があります。
健康食品は、年齢だけで判断せず、現在の健康状態に合わせて利用することが大切です。
3. 70代で特に注意したいこと
70代では、食欲の低下や体重減少、噛む力や飲み込む力の変化などに注意が必要です。
食事量が減っている場合は、健康食品だけで対応しようとせず、原因を確認することが重要です。
例えば、歯や入れ歯の問題、飲み込みにくさ、持病などが食事量に影響している場合があります。
また、錠剤やカプセル状の健康食品が飲み込みにくい方もいます。
無理に飲み込むと、喉に詰まったり、誤嚥したりする危険性があります。
飲み込みに不安がある場合は、医師や言語聴覚士などに相談しましょう。
70代からの栄養管理では、何を摂取するかだけでなく、安全に食べたり飲んだりできることも重要です。
4. 今日からできる5つの工夫
① 毎日の食事量を確認する
食事を残すことが増えていないか、振り返ってみましょう。
② 体重の変化を記録する
意図しない体重減少が続く場合は、医療機関に相談しましょう。
③ タンパク質を意識する
魚や肉、卵、大豆製品などを食事に取り入れましょう。
④ 健康食品と薬を整理する
利用している商品の名前や成分を一覧にしておきましょう。
⑤ 飲み込みやすさを確認する
錠剤やカプセルが飲みにくい場合は、無理をせず専門家に相談しましょう。
IKIRU+の結論
70代からの健康づくりでは、筋肉量の維持や低栄養の予防が重要です。
健康食品は栄養補給に役立つ場合がありますが、毎日の食事を基本に考える必要があります。
また、持病や医薬品との相互作用、成分の過剰摂取などにも注意が必要です。
食事量の減少や飲み込みにくさがある場合は、健康食品だけに頼らず、専門家に相談することが大切です。
自分の体の変化に目を向けながら、安全で無理のない栄養管理を続けていきましょう。

