「超加工食品」とは何だろう?|加工食品との違いを知ろう
最近、「超加工食品(ウルトラプロセスフード)」という言葉を見かけることが増えています。
「加工食品よりも体に悪い食品なの?」
「冷凍食品やレトルト食品も超加工食品?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
先に結論をお伝えすると、超加工食品という言葉だけで、個々の食品の健康への影響を判断することはできません。
ただし、食生活を見直すための一つの目安にはなります。
超加工食品とは?
「超加工食品」は、よくNOVA分類という食品分類の中で使われる言葉です。
NOVA分類では、食品を加工の程度や目的などから大きく4つに分けます。
- 未加工または最小限の加工をした食品
- 加工された料理用原料
- 加工食品
- 超加工食品
超加工食品には、工業的な製造工程を経て、複数の原材料や添加物などを組み合わせて作られる食品が多く含まれます。
どんな食品が超加工食品になる?
分類上、超加工食品に含まれることがあるものには、
清涼飲料水
スナック菓子
菓子パン
一部のインスタント食品
一部の加工肉製品
などがあります。
ただし、「冷凍食品だから超加工食品」「レトルトだから超加工食品」と単純に決まるわけではありません。
同じ種類の食品でも、原材料や製造方法によって分類が異なる場合があります。
超加工食品は体に悪いの?
超加工食品を多く摂取する食生活と、肥満や糖尿病、心血管疾患などとの関連を報告した研究があります。
ただし、ここで注意したいのが、「超加工食品を食べたら病気になる」と単純に言えるわけではないことです。
超加工食品を多く食べる人の食生活では、エネルギー、糖類、脂質、食塩などが多くなったり、食物繊維などが少なくなったりすることもあります。
食品の種類や食生活全体まで見ることが重要です。
「添加物が多いから悪い」とは限らない
超加工食品について、「食品添加物が入っているから健康に悪い」と説明されることがあります。
しかし、これも単純ではありません。
食品添加物については、それぞれ安全性が評価されています。
超加工食品について考えるときは、添加物だけに注目するのではなく、食品の栄養組成や食べる量・頻度、食生活全体を見る必要があります。
では、どうすればいい?
超加工食品を完全に避ける必要はありません。
例えば普段の食事が、
菓子パン+甘い飲み物
カップ麺+スナック菓子
といった組み合わせに偏っているなら、少し見直してみましょう。
毎日の食事では、ごはん・魚・肉・卵・豆類・野菜・果物などの食品を基本にして、便利な加工食品も組み合わせるくらいの考え方が実践しやすいでしょう。
IKIRU+の結論
超加工食品は、食品の加工の程度などに着目した分類の一つです。
「超加工食品=毒」「一切食べてはいけない」と考える必要はありません。
一方で、菓子や甘い飲料、インスタント食品などに食生活が大きく偏っている場合には、見直すきっかけになります。
大切なのは、「超加工食品かどうか」だけで判断するのではなく、何を、どのくらい、どのくらいの頻度で食べているかを見ること。
普段の食事を基本にしながら、加工食品の便利さも上手に利用していきましょう。
