「歩ける生活」をいつまでも続けるために
歩くことは、単なる運動ではありません。
買い物へ行く。友人に会う。旅行をする。自分で病院へ行く。好きな場所へ出かける。
私たちの生活の多くは、「歩くこと」に支えられています。
だからこそ、ウォーキングの目的を「何歩歩くか」だけで考えるのではなく、これからも自分の足で行きたいところへ行ける生活を続けることとして考えてみましょう。
歩く力は生活する力につながっている
歩くことが難しくなると、単に運動量が減るだけではありません。
少し遠いお店へ行くことをやめる。
外出する回数が減る。
人と会う機会が少なくなる。
趣味や旅行を諦める。
このように、生活そのものが変化することがあります。
反対に、自分の足で移動できれば、行動できる範囲を保ちやすくなります。
歩く力を保つことは、自分らしい生活を続けるためにも大切です。
ウォーキングだけでなく「脚を使う生活」を
歩く力を保つために、毎日長時間ウォーキングをしなければならないわけではありません。
普段の生活にも脚を使う機会があります。
立ち上がる。
家の中を歩く。
買い物へ行く。
掃除をする。
外へ出かける。
こうした日常の動作も大切な身体活動です。
「今日はウォーキングができなかった」と考えるのではなく、一日の中でどのくらい体を動かせたかという視点も持ってみましょう。
歩くためには筋力やバランスも大切
「歩ける生活」を考えると、ウォーキングだけに目が向きがちです。
しかし、安定して歩くためには、太ももやお尻、ふくらはぎなどの筋力に加えて、姿勢を保つ力やバランス能力なども関係しています。
そのため、
ウォーキングをする。
椅子から立ったり座ったりする。
かかと上げをする。
体をやさしく動かす。
安全な範囲でバランス運動をする。
といったように、さまざまな体の動きを組み合わせることも大切です。
歩くことだけを繰り返すのではなく、歩くための体を保つことも考えていきましょう。
外へ出る「目的」をつくろう
「健康のために歩かなければ」と考えると、ウォーキングが義務になってしまうことがあります。
そこで、歩くこととは別に目的をつくってみましょう。
公園の花を見る。
好きな店へ行く。
家族と散歩する。
図書館へ行く。
友人に会う。
目的があれば、「運動をするために外へ出る」のではなく、やりたいことのために自然と歩く生活になります。
年齢を重ねても、行きたい場所や楽しみを持つことは、体を動かすきっかけにもなります。
歩きにくさの変化にも気づこう
以前より歩く速度が遅くなった。
つまずくことが増えた。
少し歩くだけで疲れる。
外出することがおっくうになった。
こうした変化があれば、「年だから仕方がない」と決めつけず、自分の生活を振り返ってみましょう。
活動量が減っていないか、靴は合っているか、体調に変化はないかなどを確認します。
痛みや強い息切れ、ふらつき、急な歩きにくさなどがある場合には、無理にウォーキングで改善しようとせず、必要に応じて医療機関などへ相談することも大切です。
小さな変化に早めに気づくことも、歩ける生活を守ることにつながります。
IKIRU+の結論
ウォーキングの本当の目的は、歩数計の数字を増やすことではありません。
これからも、
自分の足で買い物へ行く。
好きな場所へ出かける。
会いたい人に会いに行く。
自分の生活を自分で楽しむ。
そのために「歩ける力」を大切にしていきましょう。
毎日1万歩を歩けなくても構いません。
長距離を歩けなくても構いません。
ウォーキングだけでなく、立つ、歩く、家事をする、外へ出るといった日常の活動も積み重ねていきます。
「健康のために歩く」から、「これからも自分らしく生活するために歩く」へ。
何歳になっても行きたい場所へ自分の足で向かえることを目標に、無理なく体を動かし続けていきましょう。
