まとまった運動時間が取れなくても大丈夫?

「健康のためには30分くらい運動しないと意味がない」と思っていませんか。
仕事や家事、育児などで忙しいと、毎日まとまった運動時間を確保するのは難しいことがあります。
しかし、体を動かす時間は必ずしも一度にまとめる必要はありません。
短い時間の活動を一日の中で積み重ねることも、健康づくりにつながります。


「30分続けなければ意味がない」わけではない

以前は「ある程度まとまった時間、運動する」という考え方が強調されることもありました。
現在は、短い時間の身体活動も含めて、一日全体でどれくらい体を動かしているかを考えることが大切とされています。

たとえば、

・朝に10分歩く
・昼休みに10分歩く
・夕方に10分歩く

という方法でも、合計すれば30分になります。
「30分空いていないから今日は運動できない」と諦める必要はありません。


5分、10分でも体を動かす機会をつくろう

短い時間なら、普段の生活にも取り入れやすくなります。

たとえば、

・近所を少し歩く
・駅や店まで歩く
・階段を使う
・掃除をする
・庭仕事をする
・テレビの合間に体操する

などがあります。
こうした活動を一日の中に何度か取り入れることで、自然と体を動かす時間を増やすことができます。
大切なのは、「運動の時間」だけで考えないことです。


日常生活の「ついで」を利用する

運動を続けるためには、新しく時間をつくるだけでなく、普段の行動に体を動かす機会を加える方法もあります。

買い物のついでに少し遠回りして歩く。
歯みがきのついでにかかとを上げる。
テレビを見ているついでに立って体を動かす。
外出したついでに少し多く歩く。

このように考えると、「運動するための時間を確保しなければ」という負担を減らせます。
生活の中に小さな活動を散りばめることがポイントです。


余裕がある日は少し長く動いてもいい

短い時間の積み重ねが大切だからといって、まとまった運動に意味がないわけではありません。
時間や体力に余裕がある日は、公園を30分歩いたり、スポーツを楽しんだりするのもよいでしょう。
一方、忙しい日は5分、10分だけ体を動かす。
このように、その日の予定や体調に合わせて運動量を調整すると続けやすくなります。
「毎日同じ量をこなさなければならない」と考えないことも大切です。


高齢期も「少しずつ動く」を大切に

年齢を重ねると、一度に長時間歩くことが負担になる場合があります。
そのようなときも、無理に長時間の運動をする必要はありません。

朝に家の周りを歩く。
昼に買い物へ行く。
夕方に庭へ出る。

このように、体力に合わせて活動を分ける方法があります。
特に高齢期では、運動量だけを増やすことより、無理なく日常的に体を動かし続けることを大切にしましょう。


IKIRU+の結論

健康づくりのために、毎日まとまった運動時間を確保できなくても構いません。まずは、

5分でも歩く。
家事のついでに動く。
外出したら少し多く歩く。
短い活動を一日の中で積み重ねる。

という考え方を取り入れてみましょう。
「30分できないから今日はゼロ」ではなく、「5分ならできるから5分動く」。
この考え方なら、忙しい日や体力に自信がない人でも始めやすくなります。
まとまった運動だけを「運動」と考えず、一日の中に小さな「動く」を増やしていくことが、長く続けるための一つの方法です。