ウォーキングはなぜ健康によい?歩くことから始めよう

「健康のために運動を始めたいけれど、何をすればいいか分からない」
そんなときに取り入れやすい運動の一つがウォーキングです。
特別な道具や施設がなくても始めやすく、自分の体力に合わせて時間や距離を調整できます。
ウォーキングを「何キロ歩くか」という運動だけでなく、日常生活の中で体を動かす方法の一つとして考えてみましょう。


歩くことは全身を使った運動

歩くときには、脚だけを使っているわけではありません。
太ももやふくらはぎ、お尻などの筋肉を使いながら、腕を振り、姿勢を保って体を前へ進めています。
さらに、歩くことで心拍数や呼吸数も安静時より増えます。
そのためウォーキングは、筋肉を使いながら心肺機能にも刺激を与えられる有酸素運動の一つです。
速く走ったり激しい運動をしたりしなくても、歩くことで全身を動かすことができます。


ウォーキングは生活習慣病の予防にも役立つ

日常的に体を動かすことは、健康を保つうえで大切です。
ウォーキングなどの身体活動を習慣的に行うことは、心血管疾患や2型糖尿病など、さまざまな病気のリスク低下と関連することが知られています。
ただし、「毎日歩けば病気にならない」という意味ではありません。
食事、睡眠、喫煙、飲酒など、健康にはさまざまな要素が関係しています。
ウォーキングは、健康的な生活をつくるための一つの習慣として考えるとよいでしょう。


歩くことは「足の力を使う機会」にもなる

歩くためには、太もも、お尻、ふくらはぎなどの筋肉を使います。
年齢を重ねても歩く習慣を持つことは、日常的に下半身を使う機会をつくることになります。

買い物へ行く。
駅まで歩く。
公園を散歩する。
家族や友人と出かける。

こうした活動も、すべて「歩く」ことにつながっています。
ウォーキングのためだけに外出するのが難しければ、普段の移動を歩く機会として利用するのも一つの方法です。


最初から長い距離を歩かなくてもいい

「ウォーキングをするなら30分以上歩かなければ意味がない」と考える必要はありません。
運動習慣がない人が、突然長時間歩こうとすると負担になることもあります。

まずは近所を少し歩く。
買い物のときに少し遠回りする。
10分程度の散歩から始める。

このように、自分が無理なくできるところから始めてみましょう。
慣れてきたら、時間や距離を少しずつ増やしていけばよいのです。
「たくさん歩く」よりも、「今より少し歩く」ことから始めるのがポイントです。


ウォーキングを「外出する楽しみ」にしよう

ウォーキングを続けるためには、運動としての効果だけを考えなくても構いません。

季節の変化を見る。
近所の公園へ行く。
好きなお店まで歩く。
家族や友人と話しながら歩く。

歩くことには、外へ出るきっかけをつくるという側面もあります。
「健康のために毎日○km歩かなければ」と義務にしてしまうと、続けることが負担になる場合があります。
歩いた先に楽しみをつくることも、ウォーキングを習慣にする方法の一つです。
体調が悪い日や、胸の痛み、強い息苦しさ、めまいなどがある場合は無理に歩かないようにしましょう。


IKIRU+の結論

ウォーキングは、特別な運動施設がなくても始めやすい運動です。

まずは、

外へ出て歩く。
日常の移動で歩く。
無理のない時間から始める。
歩くことそのものを楽しむ。

ことを意識してみましょう。
大切なのは、最初から1万歩を目指したり、長い距離を歩いたりすることではありません。

家の周りを10分歩く。
近くのお店まで歩く。
公園を一周する。

それも立派な身体活動です。
「運動を始めよう」と構えすぎず、まずは歩くことから。
自分の足で外へ出て、行きたいところへ行く。その習慣を、これからも大切にしていきましょう。