ウォーキングの正しい姿勢を意識してみよう
ウォーキングを始めると、「背筋を伸ばして、大きく腕を振って、歩幅を広くした方がいい」と考える人もいるかもしれません。
もちろん姿勢を意識することは大切ですが、理想的なフォームをつくろうとして体に力が入りすぎてしまっては、かえって歩きにくくなることもあります。
ウォーキングでは、無理に形をつくるのではなく、自然に歩きやすい姿勢を意識することから始めましょう。
まずは目線を少し前へ向けよう
歩いているとき、足元ばかり見ていませんか?
下を向いた状態が続くと、頭や上半身も前に傾きやすくなります。
まずは安全を確認しながら、少し前を見るようにしてみましょう。
ただし、段差が多い場所や足元が不安定な場所では、転倒を防ぐために足元を確認することも必要です。
「絶対に前を見る」と決めるのではなく、周囲と足元の両方を確認しながら歩くことが大切です。
背筋は「伸ばしすぎない」
姿勢をよくしようとして、「胸を張らなければ」「背筋をピンと伸ばさなければ」と力を入れすぎる必要はありません。
頭を上から軽く引き上げられているようなイメージで、無理のない姿勢をとってみましょう。
肩には力を入れすぎず、腕も自然に動かします。
ウォーキング中に肩や腰が疲れてしまう場合は、姿勢を意識しすぎて体に力が入っていないか確認してみましょう。
よい姿勢とは、力いっぱい維持する姿勢ではありません。
腕は自然に振ればいい
ウォーキングでは「腕を大きく振りましょう」と言われることがあります。
しかし、健康のためのウォーキングであれば、必要以上に大きく振る必要はありません。
肩の力を抜き、歩く動きに合わせて腕を自然に動かしてみましょう。
速く歩くようになると、それに合わせて腕の動きも自然と大きくなることがあります。
腕の振り方だけを意識するよりも、全身が無理なく連動しているかを大切にしましょう。
肩などに痛みがある場合には、無理に腕を振る必要はありません。
歩幅は無理に広げなくていい
「健康のためには大股で歩いた方がいい」と考え、普段より大きく脚を前に出している人もいるかもしれません。
しかし、無理に歩幅を広げると歩きにくくなったり、バランスを崩したりすることがあります。
まずは普段の自然な歩幅で構いません。
ウォーキングに慣れてきて、もう少ししっかり歩きたい場合には、無理のない範囲でテンポや歩幅を調整してみましょう。
特に高齢者やバランスに不安がある人は、大きな歩幅より安全に安定して歩けることを優先します。
「正しい姿勢」より歩き続けられることを大切に
人の体格や関節の動き、筋力は一人ひとり違います。
そのため、すべての人にまったく同じ「正しい歩き方」があるわけではありません。
姿勢ばかり気にして、
「かかとから着かなければ」
「腕をもっと振らなければ」
「歩幅を広げなければ」
と考えすぎると、ウォーキングそのものが負担になってしまいます。
まずは、前を見て、体に余計な力を入れず、自分が歩きやすい姿勢で歩くことを基本にしましょう。
歩くと痛みが出る、急に歩き方が変わった、ふらつきが強くなったといった場合には、無理にフォームを修正して歩き続けず、必要に応じて医療機関などへ相談しましょう。
IKIRU+の結論
ウォーキングでは、理想的なフォームを完璧に再現する必要はありません。
まずは、
目線を少し前へ向ける。
肩の力を抜く。
腕を自然に動かす。
無理に歩幅を広げない。
ことを意識してみましょう。
そして何より大切なのは、自分が安全に、気持ちよく歩けることです。
「正しく歩かなければ」と考えすぎる必要はありません。
姿勢を少し意識しながら、自分の体に合った歩き方を見つけていきましょう。
それが、長くウォーキングを続けることにもつながります。
