腸はどんな働きをしている?|消化だけではない腸の役割

「腸」と聞くと、食べ物を消化したり、便をつくったりする場所というイメージがあるかもしれません。
しかし腸には、それ以外にもさまざまな役割があります。
まずは、腸が私たちの体の中で何をしているのかを知っておきましょう。


腸は「小腸」と「大腸」に分けられる

腸は、大きく小腸と大腸に分けられます。
小腸では、食べ物から消化された栄養素の多くを吸収します。
一方、大腸では主に水分などが吸収され、残ったものから便が形成されていきます。
それぞれ異なる役割を持ちながら、私たちの食生活を支えています。


栄養を体に取り込む

食べたものは、胃や腸などで消化され、そのままの形で体に入るわけではありません。
炭水化物、たんぱく質、脂質などは消化によって小さな成分に分解され、主に小腸から吸収されます。
つまり腸は、食べたものを体の中で利用できるようにする重要な場所でもあります。


水分を吸収して便をつくる

大腸では、腸の内容物から水分などが吸収されながら、便がつくられていきます。
腸の動きや水分量などが変化すると、

便が硬くなる
下痢になる
排便の回数が変わる

といったことがあります。
毎日の排便にも、腸の働きが深く関わっています。


腸には多くの腸内細菌がいる

大腸を中心に、腸の中には非常に多くの腸内細菌が存在しています。
これらの細菌は、食物繊維などを利用して代謝産物をつくるなど、私たちの体と関わりながら生活しています。
そのため近年では、腸内細菌と健康との関係について多くの研究が行われています。
ただし、「特定の菌を増やせばすべて健康になる」といった単純なものではありません。


腸は免疫にも関係している

腸は外から入ってきた食べ物などに日常的に接する場所です。
そのため腸には、免疫に関係する多くの細胞や組織が存在しています。
食べ物など必要なものを受け入れながら、病原体などから体を守る仕組みにも関わっています。
腸は単なる「食べ物の通り道」ではないのです。


IKIRU+の結論

腸には、

食べ物を消化・吸収する
水分を吸収する
便を形成する
腸内細菌のすみかになる
免疫機能に関わる

など、さまざまな役割があります。
「腸を整える」と聞くと特別な食品を食べることを考えがちですが、まず大切なのは、腸がどのような働きをしているのかを正しく知ることです。
そのうえで、食物繊維や発酵食品などと腸との関係を一つずつ見ていきましょう。