食欲がないとき、食事をどう工夫する?|無理なく栄養をとるために
「以前より食べられなくなった」「食事を用意しても残してしまう」。
特に高齢期では、体調や活動量、薬、口の状態など、さまざまな理由で食欲が低下することがあります。
そんなときは、無理に一度でたくさん食べることより、少ない量でも必要な栄養をとれる工夫が大切です。
まず「なぜ食べられないのか」を考える
食欲がない原因は一つではありません。
例えば、
体調が悪い
便秘が続いている
口や歯が痛い
噛みにくい・飲み込みにくい
薬の影響がある
気分が落ち込んでいる
などが関係することがあります。
食欲低下が続く場合は、「年齢だから」と決めつけず、原因を考えることが重要です。
一度に食べられなければ回数を増やす
3食をしっかり食べるのが難しい場合は、一回の量を無理に増やす必要はありません。
例えば、食事の間に、
ヨーグルト
果物
チーズ
牛乳・乳製品
卵料理
おにぎり
などを少量追加する方法があります。
3食+間食(補食)という考え方で、一日全体の食事量を確保します。
少量でも栄養をとれる食品を選ぶ
食欲がないときに、野菜だけでお腹いっぱいになってしまうと、エネルギーやたんぱく質が不足することがあります。
食べられる量が少ないときほど、
卵
魚
肉
豆腐
乳製品
など、たんぱく質を含む食品も意識しましょう。
「量をたくさん食べる」だけでなく、少ない量の中に何を入れるかを考えることがポイントです。
食べやすさを工夫する
食欲だけでなく、噛みにくさや飲み込みにくさによって食事量が減っている場合もあります。
食材をやわらかく調理したり、食べやすい大きさにしたりすることで食べやすくなることがあります。
ただし、むせが増えた、飲み込みにくいなどの症状がある場合は、自己判断で食事形態を変更するだけでなく、医療専門職に相談することも大切です。
体重の変化も確認する
食欲が低下していても体重が安定している場合と、急に体重が減っている場合では状況が異なります。
特に、
意図せず体重が減り続ける
食欲低下が長く続く
強いだるさがある
飲み込みにくくなった
などがある場合には、医療機関への相談を検討しましょう。
IKIRU+の結論
食欲がないときに、「もっと食べなければ」と無理をするだけでは解決しないことがあります。
まずは、
食べられない原因を考える
一回量を減らして回数を増やす
少量でもエネルギーやたんぱく質を確保する
食べやすい形に工夫する
体重の変化を確認する
ことから始めましょう。
特に高齢期では、「たくさん食べる」より「少量でも必要なものを食べる」という考え方が役立つ場合があります。
そして、食欲低下や体重減少が続くときは、「年齢のせい」で終わらせず、その原因を確認することが大切です。
