「少し動く」を積み重ねることから始めよう

健康のために運動しようと思うと、「毎日30分歩かなければ」「筋トレをしなければ」と、大きな目標を考えてしまうことがあります。
しかし、これまであまり運動してこなかった人が、急に生活を大きく変えるのは簡単ではありません。
最初に目指したいのは、完璧な運動習慣ではなく、今より少しだけ体を動かすことです。
「ゼロか100か」で考えなくていい
「今日は30分歩けなかったから運動できなかった」
このように考えてしまうと、せっかく体を動かした日でも「できなかった」という気持ちになってしまいます。
しかし、
5分だけ散歩した。
階段を使った。
掃除をした。
買い物まで歩いた。
こうした活動も、すべて体を動かした時間です。
健康づくりでは、十分にできなかったからゼロ、と考える必要はありません。
できたことにも目を向けてみましょう。
いつもの生活に「少し」を足してみる
新しく運動を始めなくても、普段の生活を少し変えることで活動量を増やせます。
たとえば、
・買い物で少し遠回りする
・一つ上の階まで階段を使う
・テレビの合間に立つ
・駐車場では少し遠い場所に車を停める
・家の中をこまめに歩く
などがあります。
一つだけでは大きな変化に感じないかもしれません。
しかし、一日の中にこうした「少し」が何度もあれば、体を動かす機会は自然と増えていきます。
できる日とできない日があっていい
毎日の生活は同じではありません。
時間に余裕がある日もあれば、忙しい日もあります。体調がよい日もあれば、疲れている日もあります。
そのため、毎日まったく同じ運動をすることにこだわる必要はありません。
余裕がある日は30分歩く。
忙しい日は10分だけ歩く。
疲れている日は軽く体を動かす。
体調が悪ければ休む。
このように、その日の状態に合わせて調整することも、長く続けるためには大切です。
小さな変化を続けることが習慣につながる
最初は意識しなければできなかったことも、繰り返しているうちに生活の一部になることがあります。
「朝食後に少し歩く」
「エレベーターではなく階段を使う」
「テレビの途中で一度立つ」
こうした行動が当たり前になれば、「運動しなければ」と毎回考える必要も少なくなります。
大きな目標を短期間だけ続けるより、小さな行動を生活の一部にしていくことを目指してみましょう。
体を動かす目的は数字だけではない
歩数や運動時間は、自分の活動量を知る便利な目安です。
しかし、数字を増やすことそのものが最終的な目的ではありません。
年齢を重ねても、
自分で買い物に行く。
家事をする。
友人に会いに行く。
旅行を楽しむ。
好きな場所へ出かける。
そうした生活を続けるためにも、体を動かすことは大切です。
特に高齢期では、「運動するために動く」のではなく、「自分らしく暮らし続けるために動く」という考え方も大切にしたいところです。
IKIRU+の結論
運動習慣をつくるために、最初から大きな目標を立てる必要はありません。まずは、
少し歩く。
少し立つ。
少し筋肉を使う。
それを無理なく繰り返す。
ことから始めてみましょう。
昨日より5分多く歩けた。
今日は階段を使えた。
テレビの途中で立てた。
そんな小さな行動も、体を動かす習慣の一部です。
大切なのは、一時的に頑張ることではありません。
毎日の暮らしの中に「少し動く」を積み重ね、自分らしい生活を長く続けられる体をつくっていくこと。
それが、IKIRU+が考える運動習慣の基本です。

