家事も立派な運動?日常生活で体を動かす方法

「運動しなければ」と思っていても、ウォーキングや筋力トレーニングの時間を毎日つくるのは難しいものです。
しかし、体を動かす機会は運動の時間だけにあるわけではありません。
掃除、洗濯、買い物、庭仕事など、普段何気なく行っている家事も体を動かす大切な機会です。


家事も「身体活動」の一つ

健康を考えるときの「身体活動」には、スポーツやトレーニングだけでなく、日常生活で体を動かすことも含まれます。

たとえば、

・掃除機をかける
・床を拭く
・洗濯物を干す
・料理をする
・買い物に行く
・庭の手入れをする

といった活動です。
ウォーキングのように「これから運動をするぞ」と意識していなくても、立ったり、歩いたり、しゃがんだり、腕を動かしたりしています。
生活そのものを活動的にすることも、体を動かす方法の一つなのです。


家事にはさまざまな動きが含まれている

家事をよく見ると、体のいろいろな部分を使っています。
洗濯物を干すときには立って腕を上げます。
掃除では部屋の中を歩き、物を動かしたり、かがんだりすることもあります。
買い物では店内を歩き、購入した物を持って移動します。
こうした一つひとつの動きは小さくても、一日の中で積み重なれば体を動かす時間になります。
特に、座って過ごす時間が長い人にとっては、家事を「座りっぱなしを中断する機会」と考えるのもよいでしょう。


「便利すぎる生活」を少しだけ見直してみる

家電や車などのおかげで、私たちの生活はとても便利になりました。
便利さを無理に手放す必要はありませんが、その分、以前より体を動かす機会が少なくなっている場合があります。
そこで、無理のない範囲で、

・近い場所なら歩いて行く
・エレベーターではなく階段を使う
・自分で飲み物を取りに行く
・一度にすべて運ばず何回か歩く
・テレビを見ている合間に片づけをする

など、生活の中に少しだけ動きを増やしてみます。
わざわざ運動の時間をつくらなくても、普段の行動を少し変えるだけで体を動かす機会は増やせます。


家事だけですべての運動を補えるわけではない

家事で体を動かすことは大切ですが、「家事をしていれば、ほかの運動は何もしなくてよい」というわけではありません。
日常生活では十分に使いにくい筋肉もありますし、筋力やバランス能力を保つためには、それらを意識した運動を取り入れることも役立ちます。

たとえば、

家事や買い物で日常的に動く。
ウォーキングで歩く。
週に何度か筋肉を使う。

というように組み合わせて考えることができます。
「家事か運動か」と分けるのではなく、一日全体でどれくらい体を動かしているかを見ることが大切です。


高齢期こそ「生活の中で動く」を大切に

年齢を重ねると、外出する機会が減ったり、家族が家事を代わってくれたりすることがあります。
もちろん、無理をして家事をする必要はありません。
一方で、自分でできることまで何もしなくなると、体を動かす機会そのものが少なくなることがあります。

料理をする。
洗濯物をたたむ。
庭に出る。
近所へ買い物に行く。

こうした活動には、体を動かすだけでなく、自分の生活を自分で営むという意味もあります。
体力や体調に合わせながら、「できることは自分でする」という視点も大切にしたいところです。


IKIRU+の結論

健康のために体を動かす方法は、スポーツやトレーニングだけではありません。
毎日の生活の中にも、

歩く。
立つ。
かがむ。
物を持つ。

といった動きがたくさんあります。
「運動する時間がないから何もできない」と考えるのではなく、まずは普段の生活を振り返ってみましょう。

掃除をする。
歩いて買い物に行く。
自分でお茶を入れる。

そんな日常の活動も、体を動かす機会になります。
特別な運動だけではなく、毎日の暮らしそのものを少し活動的にする。

それも、無理なく長く続けられる健康づくりの一つです。