座りっぱなしはなぜよくない?こまめに動くことの大切さ

テレビを見ているとき、仕事をしているとき、スマートフォンを使っているときなど、気づけば長い時間座ったままになっていることはありませんか。
健康づくりというと「どれくらい運動するか」に目が向きますが、座っている時間を長くしすぎないことも大切です。
激しい運動をする必要はありません。まずは、長く座り続ける生活の中に「立つ」「歩く」という小さな動きを増やしてみましょう。


私たちは意外と長い時間座っている

一日の生活を振り返ると、座って過ごす場面はたくさんあります。

・テレビを見る
・食事をする
・パソコンやスマートフォンを使う
・車や電車で移動する
・読書をする

一つひとつはそれほど長くなくても、合計すると座っている時間が長くなることがあります。
特に仕事を退職した後など、外出する機会が減ると、以前より家の中で座って過ごす時間が増えることもあります。
まずは「自分は一日のうち、どれくらい座っているだろう?」と振り返ってみることから始めましょう。


長時間の座りっぱなしと健康の関係

座って休むこと自体が悪いわけではありません。休息はもちろん必要です。
注意したいのは、長い時間ほとんど体を動かさずに過ごすことです。
長時間の座位が多い生活は、心血管疾患などを含む健康リスクとの関連が報告されており、
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」でも、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することが勧められています。
そのため、「運動をしているか」だけではなく、普段どのくらいこまめに体を動かしているかにも目を向けることが大切です。


運動していても座る時間には目を向けよう

「朝に30分ウォーキングをしているから、あとは一日座っていても大丈夫」と考える人もいるかもしれません。
ウォーキングなどの運動習慣は大切ですが、それとは別に、長時間座り続ける時間を減らすことも意識したいポイントです。

たとえばテレビを長時間見る場合でも、

番組の区切りで立つ。
飲み物を取りに行く。
家の中を少し歩く。

といった方法があります。
「運動の時間」と「それ以外の時間」を分けて考えるのではなく、一日を通して少しずつ体を動かすことを意識してみましょう。


立つだけでも「動くきっかけ」になる

「座りっぱなしを減らす」と聞くと、そのたびに運動しなければならないように感じるかもしれません。
しかし、もっと簡単に考えて構いません。

椅子から立って、

・窓を開ける
・お茶を入れる
・洗濯物を片づける
・部屋の中を歩く
・軽く体を伸ばす

といった行動につなげてみます。
大切なのは、長時間同じ姿勢のままで過ごすことを減らし、生活の中にこまめな動きをつくることです。


「立つ理由」を生活の中につくろう

習慣を変えるためには、「立とう」と毎回意識するより、普段の行動と組み合わせる方法があります。

たとえば、

「テレビ番組が終わったら立つ」
「電話をするときは立つ」
「昼食後に少し歩く」
「飲み物は自分で取りに行く」

など、自分なりの「立つきっかけ」を決めておきます。
特に高齢期では、体を動かす目的は消費カロリーを増やすことだけではありません。
立つ、歩く、家事をする、外出する。
こうした日常の動作を続けることそのものが、活動的な生活につながります。


IKIRU+の結論

健康のために体を動かすというと、ウォーキングや筋力トレーニングを始めることを考えがちです。
しかし、その前にできることがあります。

座りっぱなしを減らす。
ときどき立つ。
立ったついでに少し歩く。

特別な運動をしなくても、生活の中には体を動かす機会があります。

テレビを見終わったら立つ。
お茶を自分で取りに行く。
家の中を少し歩く。

そんな小さな習慣から始めてみましょう。
「運動する時間」だけを見るのではなく、一日の生活そのものを少し活動的にしていくことが、IKIRU+で大切にしたい考え方です。