「低栄養」とは?|高齢期に気をつけたい栄養不足

健康というと、「食べすぎ」や「太りすぎ」に注意するイメージが強いかもしれません。
しかし高齢期では、反対に必要なエネルギーや栄養素を十分に摂れていない「低栄養」にも注意が必要です。
低栄養は、体力や筋肉の低下にもつながるため、早めに気づくことが大切です。


低栄養とは?

低栄養とは、体を維持するために必要なエネルギーやたんぱく質などが不足している状態です。

高齢者では、

食欲が低下する
食事量が減る
噛みにくい・飲み込みにくい
病気によって食べられない

など、さまざまな理由で低栄養になることがあります。


「痩せている人だけ」の問題ではない

低栄養というと、とても痩せた人をイメージするかもしれません。
しかし、見た目や体重だけでは判断できないこともあります。
例えば、体重がそれほど少なくなくても、食事内容が偏っていたり、病気などによって栄養状態が悪化したりすることがあります。
「体重があるから栄養は足りている」とは限りません。


こんな変化には注意しよう

低栄養に気づくきっかけとして、

意図せず体重が減ってきた
以前より食事量が少ない
疲れやすくなった
筋力が落ちてきた
服がゆるくなった

などがあります。
特に、ダイエットをしていないのに体重が減り続けている場合は、「年齢のせい」と決めつけないことが大切です。


低栄養と筋肉の減少

十分なエネルギーやたんぱく質を摂れない状態が続くと、筋肉量の低下につながることがあります。

筋肉が減れば、

歩く
立ち上がる
外出する
日常生活を送る

といった動作にも影響する可能性があります。
そのため高齢期では、体重を減らすことだけでなく、筋肉や体力を維持することも重要です。


「もっと食べる」だけでは解決しないことも

食事量が減っている場合には、その理由を考える必要があります。

例えば、

歯や入れ歯が合わない
飲み込みにくい
食欲がない
一人で料理するのが大変
病気や薬の影響がある

など、原因によって必要な対応は異なります。
「もっと食べなさい」と勧めるだけではなく、なぜ食べられないのかを確認することが大切です。


IKIRU+の結論

高齢期の健康管理では、「太らないこと」だけに注目しないことが重要です。

特に、

食事量が減っていないか
意図せず体重が減っていないか
たんぱく質を摂れているか
噛む・飲み込むことに問題がないか

を確認してみましょう。
低栄養を防ぐ第一歩は、特別な健康食品を追加することではなく、毎日の食事を十分に食べられているかを確認することです。
食事量の低下や体重減少が続く場合は、医師や管理栄養士などへの相談も検討しましょう。