歩く速さはどれくらいがいい?

ウォーキングをしていると、「できるだけ速く歩いた方が運動になるのでは?」と思うことがあります。
反対に、「ゆっくり歩いているだけでは意味がないのでは?」と心配する人もいるかもしれません。
歩く速さは、年齢や体力、運動習慣によって異なります。大切なのは決められた速度で歩くことではなく、自分の体力に合った速さで安全に続けることです。


ゆっくり歩くことから始めてもいい

これまであまり運動をしていなかった人や、久しぶりにウォーキングを始める人は、最初から速く歩く必要はありません。
まずは普段と同じくらいの速さで歩いてみましょう。
外へ出て10分歩くだけでも、座って過ごしていた場合と比べれば体を動かす時間は増えます。
ウォーキングに慣れてきたら、体調を確認しながら少し速くしていけばよいのです。
「速く歩けないから意味がない」と考える必要はありません。


「少し息が弾む」くらいを一つの目安に

ウォーキングに慣れてきたら、普段より少し速く歩く時間を取り入れてみる方法もあります。
速さの目安として分かりやすいのが、自分の呼吸です。

歩いていて、「少し息は弾むけれど、会話はできる」くらいであれば、中程度の運動強度を考える一つの目安になります。
反対に、会話することが難しいほど息が切れるのであれば、健康づくりのウォーキングとしては負荷が強すぎる場合があります。
時速何kmと数字だけで決めるより、自分がどのくらいきついと感じているかにも目を向けてみましょう。


ずっと同じ速さで歩かなくてもいい

ウォーキング中、最初から最後まで一定の速さを保つ必要はありません。

最初の数分はゆっくり歩く。
体が動いてきたら少し速くする。
疲れてきたら再びゆっくり歩く。

このように速さを変えても構いません。
信号や坂道、人通りなど、周囲の環境によっても歩く速さは変わります。
ウォーキングは速さを競うものではありません。
その日の体調や環境に合わせて調整しましょう。


速く歩くことより安全を優先しよう

「運動効果を高めたい」と考えるあまり、速さばかりを追い求めないことも大切です。
特に、バランスに不安がある人や転倒経験がある人は、無理に速く歩くことで足元が不安定になることがあります。

段差がある場所。
雨で濡れている道。
人通りの多い場所。
暗い時間帯。

こうした環境では、いつも以上に安全を優先しましょう。
必要であれば速度を落とし、足元を確認しながら歩きます。
健康のためのウォーキングで、転倒してしまっては本末転倒です。


体力がついてきたら「少し速く」を取り入れよう

ウォーキングを続けていると、以前と同じ距離を歩いても楽に感じることがあります。
そんなときは、ウォーキング全体を速くしなくても、

「次の交差点まで少し速く歩く」
「5分だけいつもより速く歩く」

など、一部分だけ速くしてみる方法があります。
その後は、また楽な速さに戻して構いません。
体力に合わせて少しずつ負荷を調整すれば、ウォーキングにも変化をつけられます。
ただし、胸の痛み、強い息苦しさ、めまいなどが現れた場合には無理に続けないようにしましょう。


IKIRU+の結論

ウォーキングに「全員がこの速さで歩けばよい」という一つの正解はありません。

まずは、

自分が楽に歩ける速さから始める。
慣れてきたら少し速く歩いてみる。
少し息が弾んでも会話できる程度を一つの目安にする。
疲れたら速度を落とす。

ことを意識してみましょう。
速く歩く人と比べる必要はありません。
昨日より速く歩かなければならないわけでもありません。
その日の体調や体力に合わせて、無理なく歩く。
そして余裕が出てきたら、ときどき「少し速く」を取り入れる。
自分にとってちょうどよい速さを見つけることが、ウォーキングを長く続けるためのポイントです。