ふくらはぎを鍛えよう|かかと上げ運動のすすめ

歩くときに大切な筋肉というと、太ももやお尻を思い浮かべるかもしれません。
しかし、足元に近い「ふくらはぎ」の筋肉も、歩くときに体を前へ進めたり、立っている姿勢を支えたりするために働いています。
ふくらはぎは、かかとを上げ下げする簡単な運動でも使うことができます。自宅で取り入れやすい筋力トレーニングの一つです。


ふくらはぎは歩くときに働いている

ふくらはぎには、足首を動かすための筋肉があります。
歩くときには、足を地面につき、体重を前へ移動させ、最後に地面を蹴るようにして次の一歩へ進みます。
この一連の動きの中でも、ふくらはぎの筋肉が働いています。

また、

・立って姿勢を保つ
・階段を上る
・つま先立ちになる

といった動作でも使われます。
太ももやお尻だけでなく、足元を支える筋肉にも目を向けてみましょう。


「かかと上げ」なら自宅でもできる

ふくらはぎを使う簡単な方法が「かかと上げ」です。基本的な方法は、

  1. 足を安定する幅に開いて立つ
  2. ゆっくりとかかとを持ち上げる
  3. つま先で立った状態になったら、ゆっくり戻す

という動作です。
高く上げることより、無理のない範囲でゆっくり動かすことを意識します。
最初から何十回も行う必要はありません。
自分が無理なくできる回数から始めることが大切です。


ふらつく人は必ずつかまって行おう

かかとを上げると、足裏が床についている面積が小さくなるため、バランスを崩すことがあります。
特に高齢者や、普段からふらつきを感じる人は注意が必要です。
安定した机や手すり、壁などに手を添えて行いましょう。
「手を離した方が効果が高い」と考える必要はありません。
筋力を鍛えることと、わざと不安定な状態で行うことは別です。
安全にふくらはぎを使うことを最優先にしましょう。


座ったままでもふくらはぎを動かせる

立って行うのが難しい場合は、椅子に座った状態でかかとを上げる方法もあります。
椅子に座り、足の裏を床につけます。
そこからつま先を床につけたまま、かかとをゆっくり持ち上げて戻します。
立って行う方法とは負荷が異なりますが、「立ってできないから何もしない」と考える必要はありません。
今の自分が安全にできる方法を選ぶことが、運動を続けるためには大切です。


毎日の生活に取り入れてみよう

かかと上げは短時間でできるため、普段の生活と組み合わせやすい運動です。

たとえば、

・歯みがきのあと
・料理を始める前
・テレビ番組の区切り
・散歩に出かける前後

など、決まった行動と組み合わせる方法があります。
ただし、痛みがある場合は無理をしません。
足首や足に痛みがある場合や、治療中の病気・けががある場合は、自分に適した運動について医師やリハビリテーションの専門職などに相談しましょう。


IKIRU+の結論

ふくらはぎは、歩いたり、立ったりするときに働く大切な筋肉です。

自宅でも、

かかとを上げる。
ゆっくり下ろす。
必要ならつかまって行う。
無理のない回数から始める。

ことで、ふくらはぎを使う機会をつくれます。
筋力トレーニングというと、大きな器具や難しい運動を想像する必要はありません。
毎日の生活の中で、少しずつ筋肉を使う。
その積み重ねが、これからも自分の足で歩くための体づくりにつながります。
足元から「歩く力」を支えることを意識してみましょう。