運動不足とはどんな状態?まずは今の生活を振り返ろう

「最近、あまり運動していないから運動不足かもしれない」と感じることはありませんか。
運動不足というと、「スポーツをしていない」「筋力トレーニングをしていない」と考えがちです。しかし大切なのは、特別な運動をしているかどうかだけではありません。
普段の生活の中で、どれくらい体を動かしているか。
まずはそこから振り返ってみましょう。


運動していなくても体を動かしていることはある

運動には、ウォーキングやジョギング、筋力トレーニングなどがあります。
一方で、私たちは日常生活の中でも体を動かしています。

たとえば、

・歩いて買い物に行く
・掃除機をかける
・洗濯物を干す
・庭仕事をする
・階段を上り下りする
・仕事中に歩く

こうした活動も、健康を考えるうえでは大切な「身体活動」です。
そのため、「運動をしていない=まったく体を動かしていない」とは限りません。


まずは自分の一日を振り返ってみよう

運動不足が気になるときは、いきなり運動を始める前に、普段の一日を振り返ってみるのがおすすめです。

朝起きてから夜寝るまで、

「どれくらい歩いているだろう?」
「何時間くらい座っているだろう?」
「階段を使っているだろうか?」
「外出する日はどれくらいあるだろう?」

と考えてみます。
スマートフォンや活動量計で歩数を確認するのも一つの方法です。
大切なのは、誰かと比べることではありません。今の自分がどのくらい動いているのかを知ることが、最初の一歩になります。


座っている時間が長くなっていない?

体を動かす量と一緒に確認したいのが、座っている時間です。

デスクワークをする。
テレビを見る。
スマートフォンを見る。
車で移動する。

現代の生活では、意識しないと長時間座り続けてしまうことがあります。
「毎日散歩をしているから大丈夫」と考えるだけではなく、それ以外の時間に座りっぱなしになっていないかにも目を向けてみましょう。
テレビを見ている途中で立つ、飲み物を取りに行く、家の中を少し歩くなど、こまめに動く機会をつくることも大切です。


体力の変化も一つのサイン

以前と比べて、

・階段で疲れやすくなった
・歩く速度が遅くなった
・椅子から立つのが大変になった
・少し歩いただけで疲れる
・外出する機会が減った

と感じることもあるかもしれません。

こうした変化にはさまざまな原因があるため、すべてを運動不足だけで説明することはできません。
ただ、「以前より体を動かす機会が減っていないか」を考えるきっかけにはなります。
特に年齢を重ねると、外出する機会が減ることで、さらに体を動かさなくなるという流れが生まれることがあります。


「運動を始める」より「少し動く」から

運動不足が気になっても、いきなり毎日30分走ったり、きつい筋力トレーニングを始めたりする必要はありません。

まずは、

いつもより10分歩く。
エレベーターではなく階段を使ってみる。
テレビを見ている途中で一度立つ。
近所まで歩いて買い物に行く。

といった小さな変化から始めてみましょう。
今まであまり体を動かしていなかった人ほど、無理のないところから始めることが大切です。
「運動する時間をつくらなければ」と考えるより、今の生活の中に動く機会を少し増やすと考えると続けやすくなります。


IKIRU+の結論

運動不足を考えるとき、スポーツや筋力トレーニングをしているかだけを見る必要はありません。
まず確認したいのは、

どれくらい歩いているか。
座っている時間が長くないか。
日常生活で体を動かしているか。

ということです。

そして、今より動けそうなところを一つ探してみましょう。

10分多く歩く。
こまめに立つ。
買い物に歩いて行く。

そんな小さな行動でも構いません。
大切なのは、最初から完璧な運動習慣をつくることではなく、「今より少し動く」ことを日常生活の中に増やしていくことです。